
ふゆのさむいあさ ぼくはすこしおおきくなって
たくさんのおさがりのじゃんぱーをもらった
ちゃいろ あお くろ
ふわふわしたもの
かさかさしたもの
もふもふしたもの
たくさんだ
ままはいう 「ぜんぶかわいいね」 「どれきたい?」
まいにち なんまいものじゃんぱーをもってくる
でも ぼくはまいにち ちゃいろのじゃんぱーをえらぶ
ちゃいろは においがしっている
さわったかんじも からだにあたるかんじも こころがびっくりしない
「たまには くろもきてほしいな」 ってままはいう
ぼくは くろいじゃんぱーをゆびさす
「お! くろきてみる?」 ままはうれしそう
でも からだがきゅっとして
むねがざわざわして ぼくはなみだがでた
いやなんだ こわいわけじゃない わがままでもない
ただ からだとこころが じゅんびできていないだけ
きょうもままはきく 「くろとちゃいろ どっちきる?」
ぼくは やっぱり ちゃいろをゆびさす
ままはまいにち 「どっちにする?」 ってきくけれど
ぼくのこたえは まいかいおなじ
ちゃいろ
それから ぼくはねむくなって ままにだきつく
ままはにこにこしていう 「まるでこあらだね」
ぼくは こあらでいい
すきなじゃんぱーをきて あんしんして
だいすきなままに だきしめられていたいんだ

ノンフィクションのオリジナル絵本です。

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