・「この程度で病院に行っていいのかな」
・「様子見して悪化したらどうしよう」
未就学児の風邪は、判断に迷って当然です。特に初めての育児や、集団生活が始まったばかりの時期は不安が尽きません。
この記事では、
- ママ目線での不安
- 小児医療での受診判断の考え方
- 迷った時に頼れる相談先
をまとめて、「今どうすればいいか」がわかる形で解説します。
未就学児が風邪をひきやすい理由
未就学児(0〜6歳)は、
- 免疫がまだ発達途中
- 手洗いや咳エチケットが不十分
- 保育園・幼稚園など集団生活が多い
といった理由から、年に何度も風邪をひくのは珍しくありません。
「また風邪?」と思ってしまいがちですが、これは成長過程の一部でもあります。
すぐ受診を考えたい【赤信号】
次の症状が一つでもあれば、時間帯を問わず受診(夜間・休日含む)を検討してください。
呼吸がいつもと違う
- ゼーゼー・ヒューヒューと音がする
- 肩や胸が大きくへこむ呼吸(陥没呼吸)
- 息が早く、苦しそうで眠れない
▶ 肺炎、喘息発作、クループ症候群などの可能性があります。
元気が明らかにない
- ぐったりして動かない
- 目が合わない、反応が弱い
- 抱っこしても力が入らない
水分がとれない・脱水が心配
- 半日以上ほとんど飲めていない
- 嘔吐が続いて水分がとれない
- おしっこが6〜8時間以上出ていない
高熱・熱の経過が心配
- 生後3か月未満で38℃以上
- 39℃以上の高熱が続く
- 解熱剤を使っても全く元気が出ない
- 3日以上発熱が続いている
けいれん・強い痛み
- 初めての熱性けいれん
- 強い頭痛、腹痛、耳の痛みを訴える
様子見しつつ受診を考える【黄色信号】
「今すぐじゃないけど、このままでいいのかな?」と感じたら、当日〜翌日の受診を目安にしてください。
- 咳・鼻水が1週間近く続いている
- 夜、咳で何度も起きる
- 熱が上がったり下がったりを繰り返す
- 食欲がかなり落ちている
- 保育園・幼稚園で感染症が流行している
自宅で様子を見てもよいケース
次のような場合は、自宅ケアで経過観察できることが多いです。
- 元気に遊べている
- 水分がしっかりとれている
- 微熱〜38℃未満で機嫌が良い
- 鼻水や軽い咳だけで悪化していない
※ママの「なんかいつもと違う」という感覚は、実はとても大事です。違和感があれば受診して大丈夫です。
受診に迷った、ある日のこと(ママとしての実体験)
「熱は37.8℃。元気は…あるような、ないような」
夕方から鼻水と咳。ごはんは半分。
遊ぶ時間もあるけれど、ソファでゴロゴロする時間がいつもより長い。
この時、正直かなり迷いました。
- 明日まで様子を見るべき?
- 夜中に悪化したらどうしよう
- この程度で受診したら大げさかな
結果、翌朝いちばんで受診しました。
診断は軽い風邪でしたが、医師から言われたのは
「迷った時点で来てくれて正解ですよ。もし夜中熱が出た時のために解熱剤を出しておきましょう」
という一言でした。
この経験から、
受診の基準は症状だけじゃなく、親の不安も含めていいと感じています。
年齢別|特に気をつけたいポイント
0〜1歳
- 症状が急に悪化しやすい
- 発熱や咳は早め受診が安心
2〜3歳
- 中耳炎、クループ症候群が増える時期
- 夜の咳、声枯れは注意
4〜6歳
- 症状を我慢してしまうことがある
- 「痛い」「苦しい」を軽く扱わない
家庭でできる風邪ケアの基本
- 水分は少量ずつこまめに
- 部屋の加湿(40〜60%)
- 鼻水吸引で呼吸を楽に
- 食事は無理をさせない
- 解熱剤は医師の指示通りに使用
迷ったときに頼れる相談先【リンク集】
※地域によって異なるため、事前にブックマークしておくのがおすすめです。
- #8000(小児救急電話相談)
夜間・休日に看護師や医師へ相談できます。 - 自治体の子育て相談窓口
市区町村の公式サイトに掲載されています。 - かかりつけ小児科
電話相談に応じてくれる場合もあります。
受診時に医師へ伝えると助かること
- いつからどんな症状があるか
- 熱の推移(何℃がいつ出たか)
- 食事・水分・排尿の様子
- 夜間の咳や呼吸の状態
メモしておくと診察がスムーズです。
家庭でできる風邪予防のポイント
未就学児の風邪は完全に防ぐことは難しいですが、重症化を防ぐ・回数を減らすことは可能です。
- 手洗いは「帰宅時・食事前・トイレ後」を習慣に
- うがいが難しい年齢は、口をゆすぐだけでもOK
- 十分な睡眠と規則正しい生活リズム
- 室内の加湿(40〜60%)で喉と鼻を守る
- 体調が悪そうな日は無理に登園させない
「少し休ませる」判断が、結果的に長引かせないことも多いです。
よくある質問(FAQ)
Q1. 熱があっても元気なら受診しなくていい?
A. 元気で水分がとれていれば様子見できることも多いですが、高熱が続く・年齢が低い場合は受診をおすすめします。
Q2. 何日くらいで病院に行くべき?
A. 発熱が3日以上続く、咳や鼻水が1週間以上改善しない場合は受診の目安です。
Q3. 夜中に咳がひどいときは?
A. 呼吸が苦しそう、眠れないほどの咳がある場合は夜間受診を検討してください。
Q4. 受診しすぎはよくない?
A. 受診しすぎを気にする必要はありません。迷ったら受診していい、それが小児医療の基本です。
保育園・幼稚園は休ませる?登園の判断目安
風邪のときに悩みやすいのが、
「病院は行かないとして、今日は登園していいの?」という問題です。
一般的な目安としては、
- 発熱がなく、元気に遊べる
- 食事・水分が普段通りとれる
- 夜しっかり眠れている
- 咳や鼻水が集団生活に支障がない程度
であれば、登園可能とされることが多いです。
一方で、
- 37.5℃以上の発熱がある
- 咳が強く、活動がつらそう
- 本人が「しんどい」と訴える
場合は、無理せずお休みをおすすめします。
※注意点として、通っている保育園・幼稚園ごとに独自の登園ルールが設けられている場合があります。
たとえば、
- 解熱後24時間〜48時間は登園不可
- 発熱がなくても咳や鼻水が強い場合は登園不可
- 医師の登園許可証が必要
など、園によって基準はさまざまです。
「昨日はもう熱が下がったから大丈夫」と自己判断せず、
園のしおり・連絡帳・入園時の説明資料を必ず確認し、ルールを守りましょう。
集団生活だからこそ、子ども本人を守るだけでなく、周囲への配慮にもつながります。
まとめ|ママの不安は行動していい
未就学児の風邪は「様子見」と「受診」の線引きが本当に難しいものです。
でも、
心配するのは、それだけ大切に思っている証拠。
迷ったら相談する、受診する。
それで大丈夫です。
この記事が、ママの判断を少しでも楽にできたら嬉しいです。

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