こんにちは🌸
今回は、息子の「産科医療補償制度」申請について、制度概要・個別審査の基準・申請タイミングの悩みを整理します。
同じような状況で悩んでいる方に、少しでも参考になれば嬉しいです。
産科医療補償制度とは?【2025年改正ポイント】
出産時の予期せぬ事故やトラブルにより脳性麻痺となった場合、医療費や生活支援のための補償金が支給される制度です。
従来の対象条件
- 在胎週数 32週以上
- または在胎週数 28週以上+低酸素状態を示す要件を満たす場合
改正の流れ
- 2022年改正:在胎週数28週以上で申請可能に緩和
- 2025年1月から:2022年以前生まれで当時は非該当だった子どもも救済対象に
※救済での補償金は通常の半額以下
息子のケースと診断までの経緯
出生情報
- 出生年:2021年
- 在胎週数:28週台
- 出生体重:1,000g台前半
医療経過
- GCU退院前のMRI:異常なし
- 遺伝子・染色体検査:異常なし
- 3歳1か月で再度MRI:異常なし
発達のタイムライン
月齢/年齢 | 発達状況 |
---|---|
5か月 | 首すわり |
11か月 | ずりばい |
2歳11か月 | 座位保持・はいはい・つかまり立ち |
3歳0か月 | 伝い歩き(数歩) |
3歳5か月 | 独歩できず |
診断と医師の言葉
小児整形外科にて、**低緊張型脳性麻痺(重度)**と診断。
MRI所見がなくても、運動発達の遅れと臨床判断で診断されました。
医師コメント:「歩行は今後も制限が残る可能性が高い。制度申請は4歳以降の方が有利かもしれません。」
個別審査の基準と該当可能性
産科医療補償制度の個別審査は、医療機関と保護者の書類をもとに判定されます。
主な基準
- 将来、実用的な歩行が困難と考えられる状態 → 息子は該当
- 低緊張型脳性麻痺の診断(3歳以降) → 該当
年齢別目安
- 3〜4歳未満
つかまり立ち・交互はいはい・伝い歩き・補助具移動の全て困難 → 息子は一部可能(該当せず) - 4〜5歳未満
装具・補助具なしで安定歩行・停止・方向転換が困難 → 該当可能性高
申請タイミング別メリット・デメリット比較
申請時期 | メリット | デメリット |
---|---|---|
3歳 | 通れば早期に補償金を得て治療開始可 | 年齢基準で非該当の可能性高 |
4歳 | 該当判定の可能性が高まる | 治療開始が遅れる |
救済措置(非該当→再申請) | 再挑戦できる | 補償金は半額以下 |
審査フロー(イメージ図)
【医師と相談】→【申請書作成】→【個別審査提出】
↓対象
補償金支給(通常額)
↓非該当
2025年以降救済措置で再申請可(半額以下)
成長ホルモン治療と補償金の活用
- 月10〜12万円、15歳ごろまで継続必要
- 補償金があれば早期開始可能
- 歩行機能や体力面で改善が期待できる場合も
治療開始シミュレーション
- 3歳申請→通過:4歳前後から治療開始
- 4歳申請→通過:4歳半ごろから開始
- 救済措置:5歳以降、補償金半額
申請準備チェックリスト
- 医師診断書(発達経過・生活動作の詳細記載あり)
- MRI・CT画像結果
- 過去の発達検査記録(新版K式など)
- 成長曲線・発達動画
- 申請書(公式サイトからDL)
まとめ
- 個別審査は年齢で判定結果が変わる
- 申請は原則1回(保留・救済除く)
- 成長ホルモン治療の早期開始には資金確保が必須
- 医師と十分に相談してタイミングを見極めることが重要
あなたの体験談を募集中
- 審査結果(対象/非該当/再審査)
- 救済措置での再申請経験
- 補償金受け取りまでの期間
💬 コメントやお問い合わせフォームからぜひお寄せください。
同じ悩みを持つご家族の参考になります🙏✨
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