はじめに
脳性麻痺や発達障害を持つお子さんの子育ては、健常児の育児とは違った工夫やサポートが必要です。
この記事では、脳性麻痺と診断された3歳の息子と過ごす平日スケジュールを、朝から夜までのリアルな流れとともに紹介します。
あわせて、日々の中で見つけた「ぐずらせない工夫」や「時間短縮のコツ」もまとめました。
これから療育や通所を始める方、同じように障害児育児をしている方の参考になれば嬉しいです。
🕖 朝の準備|泣かない起こし方とスムーズな身支度
07:00 起床
脳性麻痺による運動機能障害がある息子は、寝起きが苦手で機嫌が悪い日も…。
以前は起こすたびに泣いて暴れてしまい、朝から私も疲れ切っていました。
💡 ぐずり防止のコツ
- 起こす前に部屋を明るくする
- 「泣く前に抱っこ」で安心感を与える
- 起きたらすぐに水分補給
- 低刺激の音楽を流す
この「抱っこ作戦」で朝の泣きぐずりが激減し、準備がスムーズになりました。
07:10 洗面・歯磨き
- 顔を洗う
- 歯磨き(…のつもり)
「自分でやる!」と張り切るものの、歯磨きはわずか5秒で終了(笑)。
仕上げ磨きは必須ですが、やってみたい気持ちを尊重しながら補助しています。
07:20 朝食
発語はありませんが、両手を合わせて「いただきます」ができるのは習慣のたまもの。
朝食は基本ひとりで食べ、私はお弁当作りをしながら見守ります。
食後は必ず「ごちそうさま」を実践。食事マナーは毎日の積み重ねで定着します。
🕘 午前中の過ごし方|児童発達支援(児発)に通う日
08:40 着替え(全介助)
脱ぎ着はまだ難しいため全介助。
平日は時間優先で介助、休日は自分で挑戦と使い分けています。
09:20〜16:00 児発通所
通っている児童発達支援事業所では、以下のサポートを受けています。
- PT(理学療法):筋力・関節の動きをサポート
- OT(作業療法):着替えや食事など日常動作の練習
- ST(言語療法):発声・飲み込み訓練
- 集団遊び:お友達との関わりを学ぶ
お弁当は毎日完食👏
他の子との交流を通じて、身体・心・社会性がバランスよく成長しています。
🏠 帰宅後のルーティン|生活習慣づくり
16:00 身支度
- 靴を脱いで揃える
- 靴下&ズボンを洗濯カゴへ
- 上着は一部介助
同じ順番・同じ動作を毎日繰り返すことで習慣が定着してきました。
16:20 自由遊び
最近はビジーカーに夢中。室内で運転スキルを磨いています🚗
この時間は、親子で笑顔になれる大切なひとときです。
🛁 夜の過ごし方|安心して眠るために
17:30 お風呂
「お風呂入るよ〜」の声かけで、自分からお風呂マットと保湿剤を準備。
訪問看護師さんからも「スキンケアは早くから習慣化」が大切だと教わりました。
18:30 夕食
咀嚼や飲み込みに時間がかかるため、ゆっくり見守ります。
食後も必ず「ごちそうさま」を忘れずに。
19:20 寝室タイム
タブレット、トミカ、ゴロゴロなど安心できる遊びでリラックス。
21:00 就寝
羊数え歌を流しながら、私の手を握って眠りにつきます。
🌟 母のひとり時間
21:30以降が私の自由時間。
児発がない日は一日中一緒なので、正直体力的にはきついですが、息子の笑顔と小さな成長が明日の原動力になります。
まとめ|障害児ママの1日は「習慣づくり」と「時短」が鍵
- 朝は「泣く前に抱っこ」でぐずり防止
- 身支度や食事マナーは毎日の繰り返しで定着
- 通所療育で身体・心・社会性をバランスよく育む
- スキンケアや歯磨きも小さい頃からの習慣が大切
障害児育児は時間も体力もかかりますが、小さな工夫と積み重ねで生活はぐっとラクになります。
同じように頑張るママ・パパの参考になれば嬉しいです。
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