
はじめに|また来た…!3回目の「労働力調査」に思わず…
ある日の夕方、またもや我が家に「労働力調査」の調査員がやってきました。
なんと、今回で3回目。しかも、すべて【夕飯の時間帯】。
1回目も2回目も、私はインターホン越しに「子どもが泣いているので」と丁寧にお断りしました。
でも――3回目ともなると、もう我慢できず、
「こどもが障害児なんです。夕飯中なんです!私、一年以上無職です!」
そう、つい正直に訴えてしまいました。
調査員の返事はというと…
「インターネットでも回答できますので!1週間以内に必ずお願いします!」
え、それなら最初からそう言ってよ…!
労働力調査とは?知らない人のために解説
「労働力調査」とは、総務省統計局が実施している国の重要な統計調査の一つです。
📊 労働力調査の基本情報
- 目的: 日本の雇用・失業の実態を正確に把握するため
- 対象: 無作為に選ばれた約4万世帯(年によって変動)
- 義務: 回答は統計法第13条に基づく法的義務
- 罰則: 拒否や虚偽回答には罰則規定あり(ただし適用はまれ)
つまり、就業していない人や、障害児を育てる親も例外なく対象になるのです。
【実録】私が感じた3つの疑問とモヤモヤ
❓疑問①|なぜ「課税証明」や「マイナンバー」と連携できないの?
私は毎年、非課税証明書を提出しています。
また、マイナンバーカードも取得済み。
だったら、こうした情報と連携して、「自動で回答済み扱い」にできないのでしょうか?
わざわざ人が家庭を訪問し、個人情報を尋ねる必要があるのか…
正直、疑問です。
❓疑問②|どうして断っても何度も来るの?
実は、調査員の方には未回答者への“再訪問ノルマ”があるようです。
でも、こちらは子育て中。しかも、障害児の育児は普通の数倍大変。
何度もインターホンが鳴るたびに、子どもが不安定になる…。
精神的にも本当にキツイんです。
❓疑問③|訪問調査のやり方、もう限界では?
令和の時代、スマホもマイナンバーも普及してきています。
ならば、以下のような方法で対応できるはずでは?
- インターネット回答の完全導入
- 調査票のメールまたは郵送対応
- 自治体の情報連携による「対象自動判定」
「訪問ありき」のやり方は、もう限界なのでは…と感じてしまいます。
📌無視はNG?労働力調査の正しい対応方法
✔ 労働力調査は法的義務。無視はNG!
「回答したくない」と思っても、統計法に基づき回答は義務です。
ただし、「無職」や「求職中でない」なども立派な回答内容です。
✔ 初回訪問時に紙とIDを受け取れば、ネット回答が可能
インターネット回答の案内は、初回訪問時に手渡しされる書類に含まれています。
調査員に会ったら「ネットで回答したい」と伝えればOK。
よくある質問(FAQ)
Q. 回答しなかったらどうなるの?
A. 法律上は罰則規定がありますが、実際にはほとんど適用されていません。ただし、再訪問が続く可能性があります。
Q. ネット回答って簡単ですか?
A. 書類に記載されたIDとパスワードでログインすれば、スマホやパソコンで簡単に回答できます。
Q. どうしても対応できない場合は?
A. 家庭や精神的な事情がある場合は、率直に調査員に伝えましょう。配慮を求めることは恥ずかしいことではありません。
まとめ|統計協力の前に「生活への想像力」を
国の統計のために、協力することは大切です。
でも、それ以上に私たちは“今を必死に生きている”家庭の生活の中にいます。
- ごはんを食べている時
- 子どもが泣きわめいている時
- 精神的に限界がきている時
そのタイミングにインターホンが鳴るという現実。
「法律だから」ではなく、「想像力と配慮」がほしい。
人の暮らしに踏み込むなら、せめてそのやり方は見直してほしい。
この声が、誰かのモヤモヤを代弁できていたら嬉しいです。
✉あなたの声も聞かせてください
この記事を読んで、似た経験をされた方や、「私はこうして対応したよ」という声があれば、ぜひコメント欄やSNSで教えてください。
コメント