【2025年最新】自閉症児の療育手帳申請ガイド|ママの体験から学ぶコツ
「うちの子、もしかして発達に特性が…?」
。
そう感じ始めたママ・パパが、情報収集の中で出会う「療育手帳」という言葉。
聞いたことはあっても、何をどうしたらいいのか分からなかったり、「障害者」という言葉の響きに申請をためらってしまったり…。
手続きが難しそうだという不安もあるかもしれませんね。
この記事では、自閉症児の療育手帳の申請方法(2025年最新版)について、実際に申請を経験したママの視点から、申請の全ステップと知っておくべき「コツ」を徹底解説します。
先に結論をお伝えしますね。
療育手帳は「レッテル」ではありません。
お子さんとご家族が、必要なサポートと繋がり、今よりずっと生きやすくなるための「お守り」であり「ツール」です。
この記事が、あなたの不安を解消する一助となれば幸いです。
そもそも「療育手帳」って何? 基本の知識
療育手帳という言葉は聞いたことがあっても、具体的にどんなものか、ピンとこない方もいらっしゃると思います。
まずは、療育手帳の基本的な情報を整理して、「よく分からない」を解消していきましょう。
療育手帳とは?自閉症児の場合は?
療育手帳とは、知的障害(または精神障害)があると判定された場合に交付される障害者手帳の一種です。
自閉症(ASD)のお子さんの場合、知的発達の遅れを伴う場合にこの「療育手帳」の対象となることが多いです。
もし、知的発達の遅れがない、または軽度な場合には、「精神障害者保健福祉手帳」の対象となることもあります。
どちらに該当するかは、お住まいの自治体や医師の判断によって変わってきます。
気になる「療育手帳の等級(判定基準)」
この手帳には「療育手帳の等級(判定基準)」があります。
その等級によって、受けられるサービスの内容や量が変わってくるんです。
自治体によって呼び名が異なり、例えば東京都では「愛の手帳」と呼ばれています。
等級の区分も自治体によって様々です。
A(最重度・重度)とB(中度・軽度)の2区分だったり、1度から4度の4区分だったりします。
ママが考える「必要性」- メリットとデメリット –
申請を迷う一番の原因は、「デメリット」への不安ではないでしょうか。
自閉症児の療育手帳の必要性について、ママの視点からメリットと、誤解されがちなデメリットを整理しますね。
メリットは、生活を支える具体的な支援が受けられる点です。
例えば、児童発達支援などの療育サービス利用料の補助があります。
特別児童扶養手当といった各種手当の申請要件になることも大きいです。
所得税や住民税、自動車税などの税金控除も挙げられます。
さらに、公共交通機関(JRやバス)の割引、高速道路料金の割引もあります。
博物館や動物園などの公共施設、映画館の入場料割引(介助者1名を含む場合が多い)や、携帯電話料金の割引など、経済的なサポートは多岐にわたります。
一方で、心配されがちな「障害者」というレッテルについてです。
手帳は提示を求められた時だけ使えば良いものです。
戸籍や住民票に記載されることは一切ありません。
将来の就職や結婚への影響を心配する声も聞きます。
ですが、むしろ将来的に「障害者雇用枠」という選択肢が増えることになり、手帳があることで不利になることはないんですよ。
【完全ガイド】療育手帳 申請から交付までの5ステップ
それでは、自閉症児の療育手帳の申請方法について、具体的な流れを見ていきましょう。
児童相談所などでの判定を経て療育手帳が交付される流れは、だいたい以下の5つのステップで進みます。
ステップ1・2:役所での相談と必要書類の準備
ステップ1は「相談・申請」です。
まずはお住まいの市区町村の役所(障害福祉課、子ども支援課など)の窓口へ行きます。
そこで「療育手帳を申請したい」と相談し、申請書類一式をもらいましょう。
ステップ2は「必要書類の準備」です。
ここが障害者手帳の申請で必要書類を集める、最初のちょっとしたハードルですね。
役所でもらった申請書のほか、医師の意見書(診断書)が必要になる場合があります。
私の体験談としては、発達外来の医師に「療育手帳の申請を考えている」と早めに伝え、作成を依頼することが重要です。
病院の予約は数ヶ月待ちになることも珍しくないため、申請を決めたら真っ先に動きましょう。
その他、本人の顔写真(証明写真サイズ)やマイナンバーカード、印鑑などが必要になります。
ステップ3:判定(面談・検査)
ステップ3は「判定(面談・検査)」です。
ここが申請プロセスの一番ドキドキするところかもしれませんね。
申請が受理されると、自治体が指定する「児童相談所」や「知的障害者更生相談所」などで判定が行われます。
判定では、担当職員(心理士など)から保護者への聞き取りが行われます。
出生時から現在までの発達の様子、日常生活での困りごとなどを詳しく聞かれます。
並行して、お子さんは別室または同室で、心理士と1対1(または親子)で「新版K式」などの発達検査を受けたり、遊んだりする様子を観察されたりします。
ステップ4・5:審査から交付まで
ステップ4は「審査」です。
ステップ3の判定の結果をもとに、自治体が手帳の交付対象となるか、療育手帳の等級(判定基準)はどれになるかを審査します。
ステップ5が「交付」です。
申請から約1〜2ヶ月後、自宅に「判定結果」が郵送で届きます。
交付が決定したら、指定された日時に役所の窓口へ手帳を受け取りに行き、これで一連の流れは完了です。
【ママの体験から学ぶ】判定(面談)を乗り切る7つのコツ
申請の山場である「判定(面談)」は、多くのママが緊張するところですよね。
「うまく話せるかな」「いつもの様子を伝えられるかな」と不安になるお気持ち、とてもよく分かります。
ここで、私の体験談から学んだ、判定を乗り切るための7つのコツをお伝えします。
コツ1&2:予約は早めに!「メモ」と「動画」は心強いお守り
一つ目のコツは、「予約は申請書を出す前でもOK!」ということです。
判定の予約は数ヶ月先まで埋まっているのが当たり前です。
「申請しようかな」と思った時点で、まず役所に電話し、判定の予約状況を確認しましょう。
可能なら仮押さえできないか相談してみるのも手です。
二つ目のコツは、「『困りごとメモ』と『動画』は最強のお守り」です。
面談当日は緊張して、言いたいことの半分も言えなかった…となりがちです。
母子手帳の記録を見返し、「いつから、どんなこと」に困っているか(言葉の遅れ、癇癪、こだわり、睡眠障害、偏食など)を時系列で箇条書きにしたメモを持参しましょう。
動画も効果絶大です。
家でのパニックの様子や、特徴的なこだわりの様子など、口で説明しづらい姿をスマホ動画で見せるのが一番伝わります。
これらは障害者手帳の申請における、書類以外の重要な体験談資料となりますよ。
コツ3&4:ありのままを伝える勇気
三つ目のコツは、「『良い子』を演出しなくていい」という点です。
子どもは「よそ行きの顔」をしがちで、普段の困りごとが担当者に伝わらないのは、とてももったいないです。
判定はテストではないですからね。
普段通りの姿、むしろ「一番困っている時の姿」を正直に伝えることが、適切なサポートに繋がる第一歩です。
四つ目のコツは、自閉症児特有の「『知的』以外の困りごとを伝える」ことです。
療育手帳は知的な度合いを測る側面が強いです。
しかし、自閉症児の困難はそれだけではありません。
「感覚過敏(聴覚、視覚など)」「コミュニケーション(言葉は出ても一方通行、オウム返し、比喩が通じない)」「社会性・こだわり(集団行動が苦手、予定変更でパニック)」など、日常生活で具体的に支障が出ていることを伝えましょう。
コツ5〜7:リラックスして、周りも頼ろう
五つ目のコツは、「服装は普段着で、持ち物は万全に」です。
親子ともにリラックスできる服装が一番です。
待ち時間が長くなることも想定し、子どもが好きなおもちゃ、おやつ、飲み物、タブレットなど、「待てる」ためのグッズは万全に準備していきましょう。
六つ目のコツは、「判定結果はゴールではない」と心構えを持つことです。
希望した等級でなかったり、非該当になったりすることもあります。
しかし、判定結果は「今の時点」でのものです。
子どもの成長や環境で状態は変わるため、数年後には再判定(更新)があります。
結果に落ち込みすぎず、「今受けられるサポート」を探すことに切り替えましょう。
最後の七つ目のコツは、「パパや支援者とも情報共有を」することです。
ママ一人がすべての不安を抱えてしまいがちですよね。
パパや、可能なら園・学校の先生にも「今、療育手帳の申請を考えている」と共有しましょう。
客観的な意見(集団生活での様子)も聞いておき、面談で伝えられるとより多角的な情報になります。
【2025年最新情報】知っておきたい動向
自閉症児の療育手帳の申請方法に関して、2025年現在の最新情報として知っておきたい動向も押さえておきましょう。
時代に合わせて、手帳のあり方や支援の形も少しずつ変わってきています。
知っておくと便利な情報もありますよ。
大事なこと:情報は「自治体」ごとに確認を!
まず最も重要なのは、「情報は自治体によって異なる」という事実です。
2025年現在も、療育手帳の制度は全国一律ではありません。
申請基準、等級、名称、受けられるサービスは、お住まいの自治体のホームページで「必ず」確認してください。
知ってると便利!「ミライロID」と「カード化」
次に、デジタル障害者手帳「ミライロID」の普及です。
手帳が交付されたら、このスマホアプリに登録することをお勧めします。
実物の手帳の代わりにスマホ画面を提示することで割引などを受けられるデジタル手帳です。
「手帳をカバンから出すのが大変」「忘れた」ということがなくなりとても便利ですよ。
手帳の「カード化」の進行も挙げられます。
従来の紙の冊子型から、耐久性のあるプラスチック製の「カード型」の手帳を交付する自治体が増えています。
手帳の前に?「早期支援の重視」の流れ
最後に、「早期支援の重視」という流れです。
手帳の有無に関わらず、診断(またはグレーゾーン)の段階で「児童発達支援(療育)」の利用を勧められるケースが一般的になってきましたね。
手帳申請と療育の利用開始は、並行して進めていくと良いでしょう。
まとめ:最初の一歩を踏み出す勇気
療育手帳の申請は、多くの書類や面談があり、精神的にも時間的にも負担がかかることは事実です。
しかし、その一歩を踏み出すことで、お子さんが専門的なサポート(療育)を受けやすくなったり、ご家族が経済的・精神的な負担を軽減できたり、たくさんのメリットに繋がります。
自閉症児の療育手帳の必要性を一番感じているのは、そばにいるママやご家族かもしれません。
手帳は、お子さんとご家族が社会とつながるための「パスポート」のようなものです。
一人で抱え込まず、この記事を参考に、まずは第一歩としてお住まいの役所に相談してみてくださいね。
あなたの家族が、今より少しでも生きやすくなることを心から願っていますね。


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