💡産科医療補償制度とは?
「産科医療補償制度」は、分娩時の重度脳性麻痺に対して経済的な補償を行う制度です。
- 補償金:最大3,000万円
- 申請期間:お子さんの5歳の誕生日まで
- 申請は原則1回きり!
もともとは在胎週数32週以上の児が対象でしたが、
✨【2022年から要件が緩和】✨され、在胎週数28週以上に変更されました。
さらに、2021年以前に生まれたお子さんにも救済措置が適用されるようになりました!
📑申請の流れは?準備する書類一覧
🏥 出生病院でもらう書類
- 出生時の診療情報
- 分娩記録
- 入院中の経過記録など
※申請書類は「出生した病院」で受け取ります。
私の場合も、そこから書類をお願いしました。
👩👦 保護者が用意する書類
- 診断書(脳性麻痺の内容や程度)
- 障害程度がわかる記録(リハビリ記録や動画など)
- 参考資料(成育歴、MRI結果、発達経過)
⚠️申請には「個別審査」がある?
私の息子は21年に在胎週数28週6日で出生しました。
にもかかわらず、すぐには申請できなかった理由があります。
それは――
「個別審査になる」と言われたからです。
🔍個別審査とは?
次のような場合、通常の審査ではなく、個別審査になります。
- MRIで異常が見られない
- 運動障害が3歳以降に明らかになる
- 先天性の疾患が除外されている など
🧒わが子の成長経過と診断
うちの子は、GCU退院前のMRIでは異常なしとされました。
遺伝子検査・染色体検査でも異常なし。
ずっと「原因不明の運動発達遅延」とされ、MRI再検査も拒否され続けてきました。
🍼 発達経過
- 5ヶ月:首すわり
- 11ヶ月:ズリバイ
- 2歳11ヶ月:手を離して座る・ハイハイ・つかまり立ち
- 3歳0ヶ月:伝い歩き(数歩)
- 3歳5ヶ月:独歩不可
そこで別の病院に相談し、**臨床的診断で「低緊張型脳性麻痺(重度)」**と診断されました。
🔸MRIに所見がなくても、臨床判断で脳性麻痺と診断されていれば申請は可能だそうです!
🧾補償対象になる基準って?
個別審査では、運動機能の発達レベルに応じて判断されます。
【3歳~4歳未満】の基準
以下のすべてが困難な場合が対象になります。
- つかまり立ち
- 交互性の四つ這い
- 伝い歩き
- 歩行補助具(介助あり)
ただし👇
どれか一つだけできても、他が困難であれば基準を満たす可能性あり
👉うちの息子は、1メートル程度の伝い歩きとズリバイが可能。
でも歩行補助具や装具の使用には至っておらず…
基準に完全に当てはまるか不安です。
🔜それなら4歳まで待てばいい?でも…
【4歳~5歳未満】の基準
装具や補助具なしでは安定した歩行が困難であれば、対象になる可能性が高くなります。
主治医も「歩行は難しい」と話しており、4歳になればより明確に該当する見込みがあります。
でもここが悩みどころです……。
🧬成長ホルモン治療を一刻も早く始めたい!
うちの子は成長曲線 -3.0SDの低身長。
専門医から「成長ホルモン治療を検討していい」と言われています。
ただしこの治療、月に10万~12万円と高額。
産科医療補償制度の補償金があれば、すぐにでも治療に踏み切れます。
🤯でも申請は一度きり!どうするのが最善?
ここが一番悩ましい点です。
申請タイミング | 審査結果 | 治療への影響 |
---|---|---|
3歳で申請 | 対象外だったら…再申請不可(終わり) | 補償金なし |
3歳で申請 | 審査保留 → 再審査へ | 〇(最短ルート) |
4歳で申請 | 対象になる可能性高い | 治療スタートが遅れる |
3歳で対象外 → 救済措置で再申請 | 補償金は半額以下 | 治療費が足りない可能性も |
📣【お願い】同じような経験をされた方へ
申請済みの方、審査を受けた方、
対象になった・対象外だった、救済措置で再申請できた方など、
ぜひ情報をお聞かせください!
✅「申請の準備にどれくらいかかったか」
✅「審査結果までにどれくらい時間がかかったか」
✅「どういう状態で対象になったか」など、
ほんの一言でも参考になります。
📝まとめ|焦りたくない。でも後悔もしたくない。
- 申請は一度きり。
- でも成長は待ってくれない。
- お金も時間もかかる。
- でも補償金があれば、大きな希望になる。
子どもを想う気持ちからくる、この「待つ or すぐ動く」の葛藤…。
同じように悩む方の参考になればと思い、私の体験をまとめました。
🌸この記事が少しでも役立てば嬉しいです。
🌸拡散・シェア・コメントお待ちしています!
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