こんにちは、さえゆきです。
今回は、3歳の息子が身体障害者手帳を取得するまでの流れを、実際の体験をもとにご紹介します。
息子は早産で生まれ、3歳5ヶ月のときに「脳性麻痺」と診断されました。運動機能に重度の発達障害があり、将来的な生活面のサポートや医療費助成を考えて、手帳取得を決めました。
「いつ、どこで、どうやって手帳を申請するの?」「うちの子も対象になるの?」そんな疑問に寄り添えたらと思い、この記事を書きます。
📘障害者手帳って?3つの種類があります
まずは、未成年でも取得できる障害者手帳の基本情報から。
手帳の種類 | 対象となる障害 | 主な発行機関 |
---|---|---|
💪身体障害者手帳 | 肢体不自由、視覚・聴覚障害、内部障害など | 市区町村経由で都道府県 |
🧠療育手帳 | 知的障害 | 都道府県・政令指定都市 |
💬精神障害者保健福祉手帳 | 発達障害、うつなど | 保健所など自治体 |
わが家の息子は「脳性麻痺による肢体不自由」があるため、身体障害者手帳を申請しました。
📝身体障害者手帳の申請~取得までの流れ(3歳児のケース)
① 主治医に相談する
まず最初にするのは、主治医(リハビリ科・小児神経科など)への相談です。
うちの場合も「将来的な支援を考えて手帳申請を考えている」と伝えると、医師から「そろそろ固定的な障害とみなせる時期」と言ってもらえました。
✔ ポイント:「成長により改善が見込めるか」を慎重に判断するため、3歳前後で申請する家庭が多いようです。
② 診断書の作成(指定医)
申請には、身体障害者福祉法第15条の指定医による診断書が必須です。
✔ 診断書は自治体指定の様式で、かなり細かい内容です(可動域、日常生活動作、障害の程度など)。
✔ 通っている病院が「指定医」であるか、確認しておくと安心です。
③ 市区町村へ申請書類を提出
お住まいの市区町村の障害福祉課などに必要書類を提出します。
わが家で提出したのはこちら:
- 指定医による診断書(指定様式)
- 本人の顔写真(縦4cm×横3cm)
- 印鑑
- 健康保険証 or 母子手帳
- マイナンバーが確認できる書類
✔ 自治体によって必要書類や手続きが異なるので、事前に電話で問い合わせがおすすめです!
④ 審査期間(1~2か月)
提出書類をもとに、都道府県で等級や認定の審査が行われます。
私たちの自治体では、申請から交付まで約1ヶ月半ほどかかりました。
⑤ 手帳の交付
審査が通ると、窓口で手帳を受け取ります。
息子は「2級」と認定され、医療費の助成や福祉サービスを受けられるようになりました。
👶どんな子が対象になるの?(身体障害者手帳の場合)
「うちの子も対象になるの?」と気になる方のために、主な対象例をまとめます。
障害の種類 | 対象の例 |
---|---|
肢体不自由 | 脳性麻痺、関節の可動域制限、歩行困難など |
内部障害 | 心臓疾患、腎機能障害、呼吸器障害など |
視覚・聴覚障害 | 両眼の視力障害、聴力の低下・難聴など |
わが家のように「見た目ではわかりにくいけど、明らかな運動機能の障害がある」ケースも対象になることがあります。
💡申請前にチェックしたいこと
- ✅ 主治医は「身体障害者手帳の指定医」か?
- ✅ 将来的な支援制度(医療費助成、手当など)について情報収集済みか?
- ✅ 写真など事前に準備が必要な書類を確認済みか?
🌈手帳を取得してよかったこと
手帳を取得したことで、以下のような支援を受けられるようになりました。
- 医療費の助成(重度障害者医療証など)
- 移動支援や通所サービスの利用
- 将来の就学や手当制度の選択肢が広がった
「まだ小さいから」「もう少し様子を見てから」と迷っていた時期もありましたが、早めに申請してよかったと感じています。
✨まとめ|手帳は“将来の安心”につながる
3歳での障害者手帳申請は、保護者にとっては勇気のいる決断かもしれません。
でも、子ども本人の生活の質やサポート体制を整えるためには、とても大きな一歩になります。
今後、療育手帳や他の制度との併用、支援の幅についても追ってご紹介していきますね。
気になることがあれば、コメントやお問い合わせからお気軽にどうぞ🍀
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