【障害児のきょうだい児】“可哀そう”なんて言わせない!イベントで見えた本当の姿と支援の形

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はじめに:その「がんばり」、気づいていますか?

障害のある子どもが家族にいると、そのきょうだいには見えない“我慢”や“孤独”が影を落とすことがあります。

でも、そんな「きょうだい児」にも 支援が必要だということ、あなたは知っていますか?

私の体験をもとに、「きょうだい児」のリアルと、そこに必要な支援について、くわしくご紹介します。


「きょうだい児」とは?

「きょうだい児」とは、障害や病気のある子どもの兄弟姉妹のことを指す言葉です。

  • 医療や療育の現場ではよく使われていますが、一般社会ではまだあまり知られていません。
  • しかし、彼らには彼らなりの苦労や葛藤、そして支援が必要です。

私が見た「きょうだい児支援」の現場

私の息子が通っていた療育施設では、イベントのたびにきょうだい児も特別に招待されていました。

✔ 親と離れて、自分の時間を楽しめる空間

イベント中、親は障害児と過ごし、きょうだい児は別室で自由に遊ぶスタイル。
ボランティアさんと遊んだり、お話ししたり――
その笑顔が忘れられません。

✔ ここなら話せる。「わかってくれる子」との出会い

「うちも弟がこんな感じで…」
「ママは妹にかかりっきりだけど、ここに来ると自分の話ができる」
そんな“心のつながり”が、自然と生まれていくのです。

✔ 帰りたくないと泣く子も…

イベントの最後には「帰りたくない」と涙を流す子も。
それほどまでに、安心できる場の力は大きいのだと実感しました。


きょうだい児は「かわいそう」ではない

確かに、障害児のきょうだいであることには独自の悩みや葛藤があります。

でも、それを「かわいそう」とひとくくりにするのは間違いです。

🟡「我慢」から「共感」へ

きょうだい児の心に寄り添う支援があれば、彼らは大きな力を秘めた存在になります。

  • 共感力
  • 優しさ
  • 助け合いの精神

これらを自然と育むきょうだい児たちは、社会にとっても大きな財産です。


私たち大人にできることは?

「あなたも大切だよ」と言葉で伝える
話を聞き、気持ちを受け止める
きょうだい児向けイベントや団体を知って参加する

地域によっては「きょうだい児支援プログラム」や「きょうだいの日」の活動もあります。
SNSや市区町村の情報をこまめにチェックしてみましょう。


よくある質問(FAQ)

Q. きょうだい児支援ってどこで受けられるの?

A. 地域の児童発達支援センター、療育施設、NPO団体などで行われています。まずはお住まいの自治体に問い合わせてみましょう。

Q. 無料で参加できるイベントもありますか?

A. 多くの療育施設や支援団体では、無料または低価格でイベントが開催されています。ボランティアベースで行っているケースも多いです。

Q. 親の負担が増えるのでは?

A. きょうだい児支援は、むしろ親が障害児のケアに集中できるよう、サポートのひとつとして活用されることが多いです。


まとめ:きょうだい児が“自分らしく”いられるために

障害児家庭における「もうひとつの支援」。
それが、きょうだい児へのまなざしです。

彼らが孤独を抱え込まず、「自分も大切にされている」と感じられる時間や場所が、もっと広がってほしい――
その願いを込めて、私はこの言葉を送りたいと思います。

「あなたも、ひとりじゃない」

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